消化を助ける新谷酵素シリーズのサプリメント(英名:Daily Digestion Enzymes W Kinkatsu Body Make))が2020年10月に現地で発売された。
錠剤サプリメントには、共役リノール酸を120mg、森永乳業製 ブレベ菌B-3を50mg、酵素を450mg配合している。
ジョージオリバーのKazu Takeshimaゼネラルマネージャーは、新しいサプリメントは35歳以上の人をターゲットにしているとし、「35歳を過ぎると体内で酵素を作るのが難しくなるため、消化機能が低下している人をターゲットにしている」 と語っている。
NutraIngredients-Asia 誌にBody Makeサプリメントは、よく食べたり飲んだりするため、酵素が不足するヒトに適していると語った。
これらの成分は腸の動きを調節し、代謝を維持し、体脂肪を減らす働きをするという。
「酵素は代謝を助けてくれますし、代謝が良いということは太りやすい体になるのを防いでくれるので、とても大切なことなのです。」
新谷酵素の製品は、酵素を使ったサプリメントで知られており、このブランドの製品は約10種類ある。同社は、この九年間で1800万箱以上の消化酵素製品を販売している。
日本では、Body makeのサプリメントは、ドラッグストアやスーパー、バラエティショップだけでなく、eコマースでも購入することができる。
シンガポールで、同社は今年4月に 「Daily Digestion Enzyme」製品を限定発売し、8月には正式な販売とした。
シンガポールで製品を扱うTeeni Enterprise社のキーアカウントマネージャーのMaverick Leung氏によると、Daily Digestion Enzyme製品は現在、薬局チェーンのGuardian、Welcia、eコマースで販売されている。
Welciaには今月、Guardianには来年、Body Makeを導入する計画があるという。
来月にはeコマースでベトナム市場に初参入する。
現在、ブランド売上の約40%は国内、35から40%は中国、残りは台湾、香港、シンガポール、マレーシア、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドである。
酵素パワー
酵素は健康的な消化に不可欠で、胃酸や胆汁を利用して食物を分解し、体の機能を担う分子にする。
新谷酵素シリーズの開発者で元医療専門家の新谷 弘実博士によると、「長年の経験から、健康を保つためには体内の酵素量を維持する必要があると確信しています。健康な生活を維持するためには、活きている酵素を供給することが重要だと思います。」
活性酵素は発酵食品から得ることができるが、加工食品、タバコおよびアルコールを摂る現在のライフスタイルでは、年齢とともに体内の酵素が減少する。
サプリメントは体内の酵素を補充するのに役立つが、ほとんどの酵素サプリメントには活性酵素が含まれていないとTakeshima氏は説明する。
「酵素関連は日本で人気があります。しかし、新谷酵素のような真の活性酵素を含む製品はほとんどありません。」
Leung氏は、シンガポールの消費者は酵素サプリメントについてそれほど詳しくないと付け加えている。
「私たちはソーシャルメディア チャンネルに力を入れて、製品の認知度を高めています。例えば、消費者に質問を送ることを奨励するAMA(ask me anything)セクションを設け、消費者教育を行っています。」
日本で販売されている酵素サプリメントの多くは、液体またはペーストタイプであり熱殺菌プロセスまたは水接触を必要とする。
しかし、48℃以上の温度で酵素活性は低下し始め、70℃で分解される、また水と混ぜると72時間後には酵素は不活性になるとTakeshima氏。
サプリメントに配合されている酵素が活性化されていなければ、効果を発揮することはできない。
新谷酵素は、加熱処理をしない「アスペルギルス・オリゼ生菌発酵法」で製造されているため、酵素が活性化された状態で摂取することができる。
新谷酵素は、黒豆、米胚芽、大豆胚芽、小麦麹、ごま、パイナップル、パパイヤ、キウイなどのフルーツなどの天然素材を使用している。