ジャパンフォーカス:ロンザ、三菱、明治の見識

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日本の消費者の可動性に対する懸念についてロンザ社の見解、三菱のニコチンアミドモノヌクレオチド(NNM)の臨床結果、明治のカンボジアでの粉ミルク事業などを紹介します。

ライフスタイルの動き:ロンザジャパン、良好な試験結果を受け、UC-II膝のクレームを拡大

ロンザの主力製品であるUC-IIについて、2件目の機能性表示食品届出が受理された。

今回の健康強調表示は、階段の昇降、しゃがむ、床から物を取るなどの動作における膝の動きをサポートするものとなっている。

最初の健康強調表示は、「膝の伸展性(膝関節の可動域)の改善」 であった。

 

今がその時:Moderna 社の共同設立者と 栄養の専門家が、デリバリーシステムの革新が業界の成長の鍵である理由を語る

デリバリーシステム技術の躍進は、従来のビタミン・ミネラルのカテゴリーだけでなく、成長著しいプロバイオティクス、機能性食品、飲料の分野でもイノベーションを起こすために極めて重要となっている。

ニュージーランドの乳製品会社Fonterraと共同でプロバイオティクスのデリバリーシステムを開発しているVitaKey社を通じて、サプリメントや食品産業における栄養デリバリーシステムの開発に取り組んでいるModernaの共同設立者など、多数の業界関係者がこのように語っている。

インドのWellbeing Nutritionも、持続的な栄養素の放出の重要性を指摘しており、このVitamINSIGHTSのシリーズで取り上げていく予定になっている。

 

老化の影響:NMNサプリメントは健康な被験者のNADレベルを増加させる-日本のRCT

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NNM)サプリメントは、体内のニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)レベルを高める安全な方法であることが、三菱商事ライフサイエンス株式会社の資金提供による研究で示された。

15名の健康なボランティアに250mg/日のNMNまたはプラセボを12週間与え、この間、生理学的検査および臨床検査を実施した。

この研究の結果は、Frontiers in Nutritionに掲載された。

 

中国が森永のビフィズス菌を乳幼児用食品に使用することを承認  

中国は、日本の森永乳業の代表的なプロバイオティクス成分であるBifidobacterium longum subsp. longum BB536を、乳幼児用食品に使用することを承認した。

Bifidobacterium longum subsp. longum 種が食品への使用を承認されたのは、昨年のことで、それ以前に認可されていたのは Bifidobacterium longum であった。

中国の国家衛生委員会(NHC)傘下の食品安全基準・監視評価部門は、昨年11月に1カ月間の 公開聴聞を行った後、今月になって承認を発表した

 

明治はカンボジアで育児用ミルクの品揃えを拡充し、東南アジアでの成長を加速

明治は、東南アジアにおける海外事業の成長戦略の一環として、カンボジアでの育児用粉ミルクの品揃えを拡充している。

5月には、0歳児から1歳児までの明治ほほえみと、1歳児から3歳児までの明治ステップ グローイングアップフォーミュラ800gの2製品を発売した。

同社は、東南アジアで粉ミルク事業を拡大している。例えば、タイ市場にはEZcubeで再参入している。