チャイナフォーカス:ロックダウンの影響、ビフィズス菌の認可、Swisseのオフラインにおける成長

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ロックダウンの影響、ビフィズス菌の乳児用食品への使用許可、Swisseのオフラインでの販売拡大など、中国の健康・栄養業界における新たな動きを紹介します。

 

中国が森永のビフィズス菌を乳幼児用食品に使用することを承認  

中国は、日本の森永乳業の代表的なプロバイオティクス成分であるBifidobacterium longum subsp. longum BB536を、乳幼児用食品に使用することを承認した。

Bifidobacterium longum subsp. longum 種が食品への使用を承認されたのは、昨年のことで、それ以前に認可されていたのは Bifidobacterium longum であった。

中国の国家衛生委員会(NHC)傘下の食品安全基準・監視評価部門は、昨年11月に1カ月間の 公開聴聞を行った後、今月になって承認を発表した

 

Golden Rootのサプリメントにはスポーツ、運動のパフォーマンスを向上させる可能性-システマティックレビュー

新しいレビューによると、Golden Root (イワベンケイ)として知られるRhodiola roseaRR)のサプリメントは、スポーツや運動のパフォーマンスを向上させる可能性がある。

中国の研究者によって行われた研究で、この植物が酸化ストレスや筋肉痛を軽減し、筋肉の回復を促進することが判明した。

また、RRの摂取による明らかな副作用がないこともデータで示されている。

 

中国における新たなロックダウンは、短期および長期わたる多くの影響を生み出す

中国での新たなロックダウンは、植物原料の世界的な供給に影響を与えていると、国内外の多くのニュートラシュウティカル企業が述べている。

例えば、冷蔵コンテナの中国への輸送に関する新たな規制により、通常は冷蔵または冷凍状態で出荷される原料が影響を受けている。

「また、港にあるこれらのコンテナを扱う施設は非常に混雑しており、コンテナを出荷することができないのです。ビルベリーやクランベリーなどは、冷凍のまま出荷され、中国の施設で抽出されることが多いので、その影響を受けています」と、原料供給会社Ethical Naturals Inc.の社長、Cal Bewicke氏は言う。

 

オフライン展開:Swisseは、57,000店舗で製品を販売し、中国での力強い成長を報告

 Swisseは、今年第1四半期時点で、中国でのオフライン展開が約57,000店舗となり、2桁の力強い成長を遂げたと発表した。

 Health and Happiness Group(H&Hグループ)傘下の同ブランドは、中国での通常取引による販売製品数も増やしている。

これは、製品を一般食品または「ブルーハット」認定健康食品として登録することによって成されている。

 

中国酪農の成長:消費者所得の上昇と機能性製品のイノベーションの増加が大きな飛躍をもたらす

中国の乳製品業界は、消費者所得の上昇と機能性製品の開発で時流に対応する企業に支えられ、2021年に一人当たりの消費量が大きく伸びた。

中国酪農協会(DAC)のデータによると、昨年の中国の一人当たりの牛乳消費量は14.4kgで、前年から10.6%の大幅増となった。

中国政府は消費者に乳製品消費量を増やすよう積極的に働きかけており、国内4つの主要な乳業協会が乳製品の消費に関する一連のガイドラインを作成し、健康や栄養面での利点を繰り返し啓蒙している。