必須アミノ酸の補給は認知症の症状を改善しなかったー味の素資金提供によるRCT
9種類の必須アミノ酸の補給は、認知症の症状を改善しないことが、味の素が資金提供したRCTで明らかになった。
認知症の行動的・心理的症状について、介入群とプラセボ群との間で、試験中間期および試験終了までに有意差は認められなかった。
アルツハイマー型認知症患者36名を対象とした28日間の二重盲検無作為化プラセボ対照試験は、味の素、三島病院、新潟大学脳研究所の研究者によって実施された。
ミルクシスルを超えて:Gencor の新規植物ブレンドは12週間のRCTで脂肪肝指数を 改善する
新しい植物ブレンドのサプリメントは、12週間のRCTで、非アルコール性かつ過体重の成人の脂肪肝指数を改善することを示した。
この試験では、Sphaeranthus Indicus花頭エキスとTerminalia Chebula果実エキスからなる植物ブレンドを調べた。ブレンドはGencor Pacific社とインドのOEM・研究会社であるLaila Pharmaceuticals社によって調合された。
植物ブレンドを摂取したグループの脂肪肝指数は、プラセボと比較してベースラインから13.81%減少し、プラセボと比較すると16.08%低かった。
COVID-19のアジュバントの可能性:ビタミンC、Dサプリメントの摂取がCOVID-19の治療をサポートする可能性 - レビュー
国際的な研究者チームによると、健康的な食事に加え、ビタミンCとDのサプリメントの摂取は、COVID-19の補助療法とになり得る可能性があると述べている。
Preventive Nutrition and Food Science 誌に寄稿した研究者らは、ヒトの研究から得られた最も確かな結果は、炎症マーカーを減少させサイトカインストームを抑制しうるビタミンCに関するものであると述べている。
一方、ビタミンDは、COVID-19で入院した場合、集中治療の必要性を著しく減少させるというエビデンスがある。
発酵で「冬眠」:妊娠中に母親が発酵食品を摂取すると、乳幼児は10時間以上眠る可能性が高くなる
母親が妊娠中に発酵食品を摂取すると、乳幼児は10時間以上眠る可能性が高いことが、64,200組の母子を対象とした日本の研究により明らかとなった。
BMC Public Health 誌に掲載された論文によると、日本の研究者は、妊娠中のチーズ摂取は、子供の睡眠時間が 10 時間未満になるリスクが低下したことが判明した。
一方、味噌は1歳児では睡眠時間と関連したが、3歳児では関連しなかった。したがって、妊娠中の母親の発酵食品摂取は、少なくとも3歳まで子どもの睡眠に影響を与える可能性があると結論づけられる。
役立たず:発酵牡蠣のサプリメントは成人の筋肉機能を改善する可能性は低い-韓国RCT
韓国の研究で、発酵牡蠣のサプリメントは、比較的筋肉量の少ない成人の筋肉機能を改善しないことが解った。
12週間後の筋力については、対照群と介入群との間に差はなかった。また、膝や握力の増加も両者の間に見られなかった。
実は、Frontiers in Nutrition誌に掲載されたこの研究結果は、既存の3つの研究と相反するものだった。