DyDoドリンコ、機能性飲料で消費者ニーズの変化に対応し、日本人の食生活における栄養素の不足を補う
ダイドードリンコはこのほど、美肌意識の高い女性消費者をターゲットにした商品や、日本人の食生活に不足しているとされるマグネシウムやビタミンDを強化した飲料を発売した。
サプリメントや栄養補助食品への積極的な進出の一環として、同社は製品の一部を機能性表示食品(FFC)にリニューアルした。
また、化粧品会社クラシエグループのブランド「肌美精」と共同で、「肌美精企画監修」と謳う機能性飲料シリーズを開発した。このシリーズの各製品には、ガンマアミノ酪酸(GABA)が100mg添加されている。
紅麹騒動:日本の消費者庁がすべてのFFC事業者に健康被害の申告を要請
日本の消費者庁(CAA)は、小林製薬の紅麹騒動を受け、すべての機能性表示食品事業者に対し、自社製品に関連する健康被害の有無を申告するよう求めている。
同庁は3月28日、FFCを販売する約1700の事業者に、自社製品と健康被害に関する情報の有無、適切な報告がなされているかどうかを確認するアンケートを送付した。
日本の紅麹エキス危機:製造における安全性試験を必要とする3つの重要な要素
業界の専門家は、小林製薬の紅麹原料をめぐる危機が続く中、紅麹エキスの製造には、安全性を確保するための3つの主要な要素を満たす必要があると強調した。
3つの主要な要素とは、発酵基質、紅麹、紅麹エキスである。
具体的には、発酵基質は農薬、重金属、作物を汚染する可能性のあるカビ毒について徹底的な検査が必要であり、発酵製品である紅麹はシトリニンについて精査されなければならず、最終製品はシトリニン、重金属、微生物、フタル酸エステル、エチレンオキシド、モナコリンKレベルを含む汚染物質について検査されなければならない。
紅麹サプリスキャンダル:小林製薬、腎臓疾患と死亡事例を受け、生産停止と全製品の回収を決定
解熱パッド「熱さまシート」で知られる小林製薬(本社・大阪市)は、消費者からの腎臓疾患に関する苦情を受けて、紅麹の原料およびサプリメントの全製品の生産を停止した。
同社はまた、3月22日に当初リコールした5つの製品に加え、これらの原料を含む全製品をリコールした。
製品摂取との関連が疑われる死亡例も2件報告されている。3月26日現在、同社の紅麹サプリメントの使用との関連が疑われる新たな入院患者は50人であった。
プロバイオティクスB. longum BB536はかぜ症候群を抑制する可能性があるが、その 作用の解明にはさらなる研究が必要 - 森永乳業が資金提供した新しい研究
ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536(B.longum BB536)を毎日補充することで、風邪のような症状が抑えられる可能性があるが、その作用機序を明らかにするためには今後更なる研究が必要であることが、森永乳業が資金提供した新しい研究で明らかになった。
研究者らは、二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、健康な成人に対するB. longum BB536の効果を評価した。
有意差はなかったが、試験期間中、悪寒、全身倦怠感、関節痛などの症状を呈した日数は、プラセボ群よりBB536群の方が少なかった。