キュートな培養?高梨乳業が、ビューティーフロムウイズイン ヨーグルトドリンクを発売
タカナシフローラヨーグルトドリンクは、内面から肌に潤いを与えると報告されている機能性関与成分である乳酸菌Lactobacillus rhamnosus (ラムノサス) GGが乾燥肌を和らげ保湿性を保つという機能表示をする。
製品は機能性表示食品として販売され、100mLあたり140億個が含まれる。
皮膚の研究
L. rhamnosusは腸のヘルスベネフィットで知られているが、最近では皮膚の健康に関与するプロバイオティクスの分野での研究もある。
LolouとPanayiotidisは、健康な皮膚の正常な機能のためにプロバイオティクスを利用した研究と、皮膚疾患の予防と治療における役割を報告している。
ある研究では、L. rhamnosusを摂取した被験者は、皮膚の水分補給レベルと、皮膚バリア機能のマーカーであるカテプシンL様活動レベルの改善を示した。
別の研究では、L. rhamnosusの補給により、小児の湿疹の重症度が56%改善したことが報告されている。
創傷治癒に関する研究では、L. rhamnosusは、黄色ブドウ球菌などの病原体の細胞死を誘発し、抗菌剤として効果的に作用した。
際立つ美
高梨乳業の広報担当マネージャーであるYuko Nagai氏は、NutraIngredients-Asia誌に「推奨摂取量は1ボトル(100mL)毎日です。」と語ってくれた。
同社によれば、1本のボトルには66kcalのエネルギー、タンパク質3g、脂質1.2g、の炭水化物11g、の食塩相当量0.1g、のカルシウム97mgが含まれ、8%の無脂肪乳固形分と1.2%のクリームを含む低脂肪タイプとなっている。
Nagai氏によると、この製品は乾燥肌が気になる人と脂肪分が気になる人を対象にしているという。
原料の詳細は、生乳(国内)、脱脂粉乳、砂糖、果糖、クリーム、蜂蜜、バラ抽出物、および甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)。 ローズエキスとハチミツが隠し味として含まれている。保存は10℃以下。
また、パッケージは「美しさ」をイメージしたにバラのデザインとなっている。
製品は2019年10月1日に全国のスーパーマーケットやコンビニで発売される。
希望小売価格は税抜きで138円。
本製品は特定保健用食品(FOSHU)とは異なるため、病気の診断、治療、予防を目的としたものではない。
美の予測
Mordor Intelligenceのレポートによると、アジア太平洋地域におけるニュートリコスメティクス市場はCAGR 9.24%で成長し、2024年までに24億米ドルに達すると予測され、
中国、日本、韓国が引き続きニュートリコスメティクスの最大の市場となっている。
中国とインドの膨大な人口は、この地域のニュートリコスメティクス市場の成長をさらに後押しすると予想される。
日本は、お茶、クッキー、チョコレート、コーヒー、水などの食品や飲料にコラーゲンなどの機能性成分が加えられたニュートリコスメティクスの成熟した市場といわれている。
今年1月、ポーラ・オルビスホールディングスは、飲むタイプの粉末、オルビス デフェンセラを発売した。 グルコシルセラミドを含み、肌の乾燥を防ぐとされている特保製品である。
日清食品㈱も同様に今年1月に、肌の保湿効果のために有効成分が乳酸菌である、ヒアルモイスト発酵液の発売を開始した。